「発掘!あるある大事典」でワサビ、レモンも捏造発覚
納豆ダイエットでねつ造が発覚した「発掘!あるある大事典U」では、納豆やレタスの他に、
ワサビの若返り効果やレモンのダイエット効果を紹介した回でも 捏造がわかりました。

<1月30日読売新聞朝刊の第一面より>
捏造が発覚したのは、
2006年3月26日に放送された「発掘!あるある大事典」の「ワサビで10才若返る!」の回です。
このときは、「ワサビが脳を活性化させる」実験などを放送しました。
ワサビに含まれている辛味成分イソチオシアネートは血液成分を固まりにくくし、 血液をサラサラに保ち、血栓ができるのを予防するとのことでした。 そしてワサビを1日5g食べれば、 活性酸素による酸化作用を事前におさえ、 若返り効果があるとのことでした。
またチューブ入りのワサビは主原料がホースラディッシュのものが多いので、 本ワサビを使っているものを選びましょうとも紹介していました。
この放送のため番組スタッフは、実験のための被験者を10人集めました。 そして麗沢大学の豊島建広教授(健康科学)のもとで、 落ちてくるものさしをつかむときの反応速度をはかりました。
豊島教授は、「ワサビを食べるグループと食べないグループにわけるべきだ」と主張しました。 しかしスタッフは「人数が足りない」として、 被験者10人でワサビを食べる前と食べた後で実験を行いました。
そして10人中7人に効果が表われたと、番組で紹介しています。 小さじ1杯のワサビを食べた前後で反射力を測定したところ、 7割の人の反射力がアップしていると紹介したわけです。
けれども豊島教授は、 「まともな実験とは言えず、結果も偶然だ」と批判しています。
この実験映像を後日見て、ワサビの脳活性化作用についてコメントをしたのは、
磯子中央・脳神経外科病院の土田副医院長です。
脳の活動性が一時的に高まったという内容のコメントをしましたが、
「統計的に意味のある結果を出すには、最低18人の被験者が必要だった」
と実験の信頼性を疑問視しています。
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また2006年1月15日の「正月太り解消? 食べても太らない新理論」では、 夜食を食べても太らない方法として、食後にレモン果汁を飲むことを紹介しました。
6人の被験者に、 ラーメンを食べた後にレモン1個をしぼった果汁を飲んでもらい、 中性脂肪値の増加量を調べる実験を行いました。 その結果、レモン果汁を野田グループの中性脂肪値は、 飲まないグループよりも3割低かったという結果だったそうです。
この番組では、東海学園大学人間健康学部(名古屋市)の三宅義明専任講師の論文を基に、レモンの減量効果を放送しています。
番組内で実験を放送した後、三宅講師はレモンの中性脂肪の吸収抑制についてコメントしていました。
しかし三宅講師は取材に対し、「私の研究はそもそも短期的なレモンの動脈硬化の予防についてで、ダイエット効果があるとは言っていない。
番組で行われた実験についても関与していない」
「論文をスタッフに渡したが、番組の実験には関与していない」と話しています。
ちなみに三宅講師の論文では、 レモン数個分に相当する果汁300グラムを使っており、 レモン1個分の番組の実験については責任をもてないと話していました。